2017年10月19日木曜日

10月18日

22日の投票日まで、あと4日。
与党堅調の見出しが各紙に踊っている。
文藝春秋の11月号に、
22日の朝の教室の講師・片山善博さんが、
御厨貴さん、後藤謙次さんとの鼎談が掲載されている
特集、タイトルは「小池も安倍も同じ穴の貉だ」
(なんかすごいタイトルだが、意味はわかる) その中で、片山さんは
この「国難突破解散」の大きな理由のひとつとして
説明された「教育無償化」について、次のように述べておられる。

……変えたいのであれば、まず国会で議論して
合意を得るのが筋です。また、三分の二の勢力があるのだから、
与党だけでも可決できる(略)安倍首相は「国論を二分する大改革」と
強調していましたが、こうした消費税の使途変更ならば、
選挙の大きな争点にはなりえないはずです……。

確かに。
それでも、野党からの臨時国会招集要求を3か月も延ばしに伸ばし、
すべてを省略して解散。
そして、選挙戦へと。
希望の党の誕生と、民進党の多くの議員の前のめりな移籍。
政治家というのは、こういう政治をしたいという意志を持った人々
(その意志の方向性に、市民が賛成であろうと反対であろうと)
だと思うのだけれど、多くは「政治家で居続けたいひと」なのかもしれない。
それほど政治家であるということは、オイシイことなのかね。

22日、投票日当日の「朝の教室」、
講師は前掲の片山善博さん。
先の鼎談のサブタイトルは「総選挙後の『日本の未来』」
この国の明日も含めて、選挙について考えよう。



原発とエネルギーを考える朝の教室
2017年10月22日(日)
9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」

片山善博さん(早稲田大学教授、元鳥取県知事)
第87回「政治を読み解くためのいくつかのキーワード」