2014年11月24日月曜日

11月24日

長野県で、大きな地震が。
無残にも崩れ落ちた民家を写す画像をみて、息を飲む。
先の御嶽山の噴火と大きな犠牲を考えてみても、
改めてわたしたちは、
火山列島、地震列島の上に
暮らしていることを痛感させられる。
にもかかわらず、原発の再稼働に踏み切る、政府。
川内はもとより、そこに暮らす人々の暮らしに想像力を働かすことなく、
それ自体が崩壊しつつある経済のために、
すべてを犠牲にして心痛むことのない人たち。
このひとたちが、この国のほとんどすべてを決めていると考えるだけで、
頭がくらくらする。
しっかり自分の一票をいかそう。
旅続きの日々の中で、そのことばかりを考えている。

福島の動物たちのレスキューにかかわり、
ノンフィクションを記された作家・森絵都さんをお迎えしての「朝の教室」。
先の土曜日に無事に終了。
ご参加、ありがとうございました。
自分に何が起きたのか? 
どうして今までずっと一緒だった家族(人間)は
突然、どこかに消えてしまったのか?
何ひとつ説明されないまま取り残された
福島の動物たちの姿に、会場からは嗚咽も。
「ごめんなさい」。
泣いてしまった自分を謝罪されたあなた。
泣いてもいいんだ。わたしたちは何度でも
「そこ」から始めればいい。
「そこ」から立ち上がればいい。
選挙について発言されたあなた。そう。
いまこそ、今度こそ、わたしたちの一票が問われて
12月の朝の教室の講師はエコノミストであり、
同志社大学大学院の
ビジネス研究科長専門職学位課程教授・浜矩子さん。
暮れの27日の講演会であるにもかかわらず、
すでに沢山のお申込みをいただいている。

2014年11月21日金曜日

11月21日

昨日は朝から午後までの長時間の仕事があり、
そのあとは、「1945年生まれ」の座談会が文藝春秋で。
雨脚がひどくなる夕暮れ。久しぶりに聖イグナチオ教会を
窓の外に見ながら、座談会で話す資料にざっと目を通していた。
なんせ、1945年~現在まで。長い長い歴史だ。

今朝は早くから、
来年早々に刊行される「積極的その日暮らし」のゲラ校正。
今日はこれから東京を離れる。
バタバタの日々が続いている。帰宅は遅い時間になる。
明朝は9時から「朝の教室」。
東日本大震災、特に福島の動物たちのレスキューに
参加された作家・森 絵都さんの報告のお話を、
画像をまじえながら、うかがいます。
わたしはまだ画像も拝見していないので、
動物たちのどんな姿、
どんな表情がそこで見ることができるのか……。
すでに胸がいっぱい。

人間を信頼しきった犬や猫、あるいは他の動物たちに、
わたしたち人間が返したのは、未曽有の原発事故。
当然、そこに暮らす人々もまた。
にもかかわらず、再稼働に踏み切り、原発を輸出する政府がここに。
600億円以上も使って、いまなぜ選挙なのか!
そんなお話もできたら。
それでは、行ってまいります!

2014年11月18日火曜日

11月18日

風が強い午後の街。
電信柱に貼られたチラシの三方が剥がれている。
何のチラシ? 剥がれた角をもう一度貼り直してみると、
「探しネコ」のそれだった。
数日前から見えなくなってしまった。
行方を捜している。連絡先は……
とワープロで打たれた文字の横、
名前を呼ばれてひょいと振り向いたような姿の
まだ若いネコの写真が貼付されていた。
風が冷たい。今夜は冷えそうだ。
さぞかし心配だろうと思いつつ、
今週の土曜日の朝の教室を考える。
講師は作家の森 絵都さん。
数々の作品でおなじみの作家だが、
彼女の『おいで、一緒に行こう』を読んだのは、
2012年の初夏だったろうか。
福島原発20キロ圏内のペットレスキュー
というサブタイトルが語るように、
あの第一原発の事故のあと、
取り残されたネコや犬たちのレスキューを描いたノンフィクションだ。
動物好きのわたしには、いろいろな意味で「たまらない」作品だった。
以前、処分される直前の犬や猫の写真展を
何度かクレヨンハウスで行い、
大きな反響をいただいた経験もある。
連れていけなかった人間も辛い。
残された動物も、
ひたすら飼い主が帰ってくるのを待ち続ける動物もまた……。
一匹一匹と丁寧に向かい合った森さんのお話を、
反原発・廃炉を求めるわたしたちも丁寧に確かに受け止めたい。
11月22日午前9時から、クレヨンハウスで。

2014年11月15日土曜日

11月15日

きりりとした冷気を感じる季節。
好きです、わたしは。
ただいま土曜日の午前6時。
林檎をかじって、さ、出かける時間だ。

相変わらず、土日や祝日は東京を離れる日々が続いている。
そして怒髪もまた相変わらずだけれど、
11日の抗議行動に参加されたかたがた、風邪をひかれませんでしたか?
気持ちは熱く、けれど外気はかなり冷たく、の夜でしたが。

昨日は作家・黒井千次さんと「老い」についての対談。
長い間、わたしは黒井さんの作品の愛読者。
素敵に年齢を重ね、それが作品にも深く反映されています。

 愛読者といえば、22日(土)のクレヨンハウス朝の教室の講師は、
作家の森 絵都さん。彼女の作品もずっと読んでいます。
リズム』から始まって、『カラフル』、『風に舞いあがるビニールシート』、
『つきのふね』、『アーモンド入りチョコレートワルツ』等々。

今回で53回目(よく続いたなあ)にあたる朝の教室のテーマは、
「原発と動物のいのち」。

2011年3月11日直後から、被災地の動物たちへのやむにやまれぬ思いで、
「ペットレスキュー」の活動に参加されながら取材も続けてこられた森さん。
原発事故と動物たちのいのちについて、ご一緒に考えましょう。

ところで選挙、だって!
この小選挙区制、野党(何を野党と呼ぶかは別として)がそれぞれ
候補を立てていたのでは、この政権はあと4年も続いてしまう。
なんとか柔らかな野党のネットワークはできないのか。
調整という言葉は好きではないのだけれど、前回の選挙でも
うまく調整をしていたら、勝てた地区が幾つもあった。
少々焦っています。

さ、家を出る時間。お元気で!

2014年11月10日月曜日

11月10日

毎年のことながら、この季節、東京を離れることが多く、
ブログもご無沙汰してしまいました。
昨日日曜日は米原、人権をテーマとした講演会でした。
11月7日、鹿児島県議会は川内原発の再稼働を可決しました。
県知事も再稼働に同意。
こんなにも反対の声があがっているにもかかわらず、です。
酷いものです。

ところで、明11日は「11・11総がかり国会包囲行動」があります。
18時~です。ご多用とは思いますが、お時間が許す限りぜひご参加を。

以下、主催事務局資料より
●戦争させない・9条壊すな!11.11総がかり国会包囲行動
 日時:11月11日(火)18時30分~20時
 主催:戦争をさせない1000人委員会/解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会
 場所:国会議事堂周辺
4方向から国会を取り囲み、抗議の声を上げます。
(国会正門エリア・議員会館前エリア・首相官邸前エリア・国会図書館前エリア)
戦争をさせない1000人委員会は「議員会館前エリア」を担当します。


暗くなってからの行動です。ひとりひとりの抗議の意思を示すために、スマートホン、ペンライト、懐中電灯など、光るものをぜひお持ちください。
それぞれ思いを込めたプラカードやメッセージボードも。