2014年8月12日火曜日

8月12日

お盆休みで、久しぶりにゆったりとした時間を
過ごしておられるかたもおられるでしょうが……。
既にご存知のこととは思うが、
11日、東京電力は福島第一原発
1号機~4号機までの原子炉建屋周囲の井戸等から地下水をくみ上げ、
放射性物質の濃度を減少させた上で、
海に放出する計画を原子力規制委員会に提出。
汚染水が増え続けている現状への対策だという。
が、これもご存知のように、
地下水に含まれるセシウム、ストロンチウム等の
放射性物質の濃度を低下させることはできたとしても、トリチウムの濃度を減らすことはできない、と聞いている。
それらについて、当局はどう考えているのか。
地元の漁業関係者の不安は底知れないことと思う。
「海に放出」といっても、いったい、
「海」は誰のものなのか?
一企業や一国家が、
「海に放出」と決める権利があるのか。
集団的自衛権をもってしても、この国は世界から「敵」とみなされるようなことばかりを
実行している。
ずっと以前に新聞の投書欄に掲載されていた言葉、
「あれは汚染水ではなく、被曝水だ」という、
どなたかのやむにやまれる言葉を思い出す。

原発と新しいエネルギーを考えるクレヨンハウス朝の教室
50回目を迎える8月は、三宅洋平さんを講師にお迎えして、8月27日(水)18時30分~
東京ウィメンズプラザで。
若いひとたちも是非、ご参加を。

2011年、福島第一原発の事故の直後からスタートしたこの朝の教室
朝9時からという条件下で、けれど大勢のかたがたが、それも連続して参加してくださっっている。
吹けば飛ぶような一零細企業が、
「主旨には賛同だとけれど、そんなことして大丈夫?」
そんな声もいただいた。
「向かい風には慣れてるもんね」とわたし。
無事、50回目を迎えることができたのは、
受講生のかたがたの学びたい熱意と、
講師の方々の伝えたい思いがあってからこそ。
改めて、今後ともよろしくお願いいたします。