2013年8月8日木曜日

8月8日

恒例の「夏の学校」も無事終了した。
受講生のかたがた、そしてスタッフにもおつかれさま、でした。
今年は特に、早くから希望されるかたが一杯になってしまって、
キャンセル待ちなどでドキドキされたかたもおられたと思う。
とにかく、熱中症になられるかたもひとりもなく、
無事に終わってほっとしているところだ。
「来年もよろしく!」と多くの方にお声をいただいたが、
そして来年を無事に迎えられていたら、むろん夏の学校は続けるが。

講師のおひとりだった京都大学原子炉実験所の小出裕章さんが
全大会でも分科会でも何度も繰り返されたように、
わたしたちは「放射能との戦争」の最中にいる。
悲観的なことを強調するのはためらうが、安心材料など何一つない現状だ。
それでも、わたしたちは原発を受け入れてしまった大人のひとりとして、
責任も負いながら、生きていくしかない。
山田洋次監督の、作品「同胞」や寅さんのフィルムを使っての、
「民主主義とは?」という問いかけも素晴らしかった。

与党が言うところの、「自己責任」とは別の意味で、
わたしたちは自らの権利と責任を果たしていこう。
誰のために? 自分の尊厳と、次の世代に向けて。