2013年1月22日火曜日

1月22日

土、日と東海地方に出没。
いやー、風が冷たかった。
けれど、福島の、ほかの被災地の寒さを考えると、なんのこれしき!
おかげさまで、この冬は風邪を引いていません。

亡くなった随筆家、岡部伊都子さんの詩に、
『売ったらあかん』という作品がありました。
岡部さんは「売ったらあかん」ものとして、
友だち、子どもら、まごころ、本心、教育、
こころざし、大自然、いのち、ととあげながら、
最後に繰り返し、次のようにうたいあげています。
自分を   売ったらあかん
自分を   売ったらあかん

その岡部伊都子さんの選集を一緒に編ませていただいたのが
佐高 信さんでした。
遠い懐かしい記憶になってしまったあの夏を、いまでも懐かしく思い出します。
ご担当の編集者は、高林寛子さん。
デリケートで真っ直ぐな人生の先輩でもあった彼女も、
岡部さんより早くに亡くなりました。

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クレヨンハウス朝の教室
2月23日(土)の講師は、その佐高 信さんです。
「辛口評論家」と呼ばれることも多い佐高さんですが、
情の深い、やさしいひとです。
それゆえに、不正や理不尽な社会に、異議申し立てをされるのです、
そのために自分が窮地に立たされたとしても。
同じ1945年生まれの、この友人を、
わたしはとても大事に思います。
朝の教室、「自分を売らない脱原発」というタイトルも
岡部さんの上掲の詩からとったものだと思います。
京都大学原子炉実験所の小出裕章さんとの新刊
『原発と日本人 自分を売らない思想』にも
岡部さんのこの詩は登場します。
「売ったらあかん」ものを
決して売り渡さず生きるには!
暮らすには!
わたしたちもできることを、ご一緒に考えてみましょう。

「自分を売らない脱原発」 佐高信さん(評論家)
2013年2月23日(土)9:00~10:30 東京店B1 レストラン「広場」

講師/佐高信さん(評論家)
脱原発をあきらめない! 小出裕章さんとともに新刊『原発と日本人 自分を売らない思想』を著した佐高信さんの舌鋒で、原発のない日本をどう実現したらよいのか、ご一緒に考えましょう。

●さたか・まこと 
高校教師、経済誌の編集者を経て評論家に。企業・経営者批評などのほか、憲法、教育など多岐に渡る分野で、現代社会を鋭く問う評論活動を続けている。著書に『電力と国家』(集英社新書)、『原発文化人50人斬り』(毎日新聞社)、『自分を売る男、猪瀬直樹』(七つ森書館)など。

・参加費/1,000円(税込)
・申込/お電話またはメールでご予約ください。
・電話03-3406-6465
(ミズ・クレヨンハウス 11:00~19:00)
email josei@crayonhouse.co.jp