2012年5月29日火曜日

5月29日

気がつけば、クレヨンハウスの「朝の教室」がスタートしてから1年に。

何かできることはないか。
何かをするにしても基本をしっかり学びたい。
クレヨンハウスのスタッフの中には、スリーマイル島の原発事故のときは
「まだ5歳でした」という若いひともいて、
まずはスタッフの学びたいという思いからはじまった朝の教室。
同じころ、オープンの頃から(というと、なんと36年!)から通ってきてくださって、
チェルノブイリ事故の頃の学習会にも参加されていた客様たちからも、
「学びたい」というお声をいただいて、スタートした。

すでに22名の講師のかたがたと共に、考え、学んできたこの教室。
土曜か日曜の朝9時スタート、という時間帯にもかかわらず、大勢のかたが参加してくださっている。
昨夜も地震があったが、地震のたびに、そして竜巻などの天候異変のたびに、
ただでさえ脆弱化した福島第一原発は?
格納容器の水が40センチと言われる1号機は?
60センチと言われた、2号機は?
そして、4号機は? 
と不安で仕方がない。
むろん福島第一だけではなく、どこの原発も。

 以下、6月、7月の「朝の教室」講師のかたをご紹介します。

6月17日(日) 村田光平さん(元スイス大使)
アフリカ・セネガルほか、スイスの大使を長年勤めながら、
さまざまな国際会議に議長・パネリストとして参加。
2012年3月、参議院公聴会にて、
福島第一原発事故の危機的状況への対処を積極的に求め、
国連事務総長をはじめ、国外の人々にもその状況について報告。
著書に『原子力と日本病』(朝日新聞社)、『新しい文明の提唱 未来の世代へ捧げる』(文芸社)など。

7月21日(土) 広瀬 隆さん(作家)
著書『東京に原発を』は反・脱原発を考えるときのバイブルのような一冊。
長い間、原発に警鐘を鳴らし続けた広瀬さんが、
2012年の「いま、この時」何を考えておられるのか。
お聞きし、共に社会を拓いていきましょう。