2012年2月16日木曜日

2月16日

何日か前にこのブログでご紹介した
福島県双葉郡大熊町で長年農業をされてきた、
佐藤祐禎さんの歌集『青白き光』。
ミズ・クレヨンハウスの店頭にも並びました。
是非、お目通しを。
選び抜いたことばの向こうに、震えるような
憤りがにじむ歌ばかりだ。
そうして、佐藤祐禎さんご自身からのお手紙も
今日、拝受した。
私信であるのでご紹介できないが
(ご紹介しても問題のない、とても素敵な内容ではあるが)、
「国策」である原発の存在に、受け入れたその町で暮らしながらの、
異議申し立て。
その長い長い「闘いの年月」と、決して折れなかった姿勢に、
心より敬服する。
ソローの言葉だったか。例によって一字一句記憶している
わけではないのだが……。
社会をひらいてきたのは、いつだって「少数派である」、
を改めてかみしめる夜。

時折、東京でも雪が舞った。
被災地の雪を思う。