2011年12月21日水曜日

12月21日

九州宗像から帰京。
市民大学での講演。
実行委員のなかに、敬愛する森崎和江さんがいらっしゃる。
六年前に同じ会でお話しをさせていただいたとき以来の、再会だ。
もの忘れをよくしてしまって、とおっしゃてはおられたけれど、
お顔の色艶もよく、お元気そうだった。
こういった素敵な先輩がおられることで、
わたしたち妹の世代も、踏ん張れるのだ。
このところ、先輩たちの入院や加療が続いていただけに、
お元気な森崎さんの姿に、わたしも元気をいただいた。

ところで、「除染」である。
飛行機の中で読んだ毎日新聞だったか
(何紙か読んだので、どの新聞だったか定かではないが)、
「除染」というが、しないよりしたほうがいいが、
それは「移染」でしかないだろう、という投書が掲載されていた。
確かに、いま言われている除染は
投書者が記しておられるようなものだろう。
気持ちは晴れないままの、年の暮れである。

23日は宇宙物理学者、池内了さんが、
「これからのエネルギー」について、語ってくださる。
脱とか反とか言いながら、「これから」どうすればいいの? 
という素朴な疑問に丁寧に答えてくださるはずだ。