2011年11月24日木曜日

11月24日

東京新聞朝刊の、
「ストロンチウム 都内3か所で検出」
という見出しが飛び込んできた。
霞が関の経産省庁舎前など都内三か所の路上に堆積していた泥から、
微量ではあるけれど、放射性ストロンチウムが検出された
という一面トップ記事である。
十月半ばには、横浜港北区にあるマンション屋上の
泥からも検出されたというニュースがあったが、今回の調査をしたのも、
先の横浜港北区の自宅マンション屋上でストロンチウムを検出した
男性の教師らの住民のグループだという。

この報道にコメントを寄せている古川路明・名古屋大学名誉教授や
松井英介・岐阜環境医学研究所所長は次のように指摘されている。
「(前略)量としては多くはないが、国は住民に安心してもらうためにも、
セシウムの調査だけでなく、ストロンチウムもどこまで広がっているのか、
土壌検査すべきだ」(古川路明氏)
「(前略。ストロンチウム90は)内部被ばくではセシウムよりも危険度が
高いベータ線を出し、微量でもやっかいだ。国はストロンチウムの食品の基準も
具体的な数値で示して、検査も実施すべきだ」(松井英介氏)

国のいう「風評被害」を防ぐためにも、前掲の男性も指摘するように
「国は食品のストロンチウムの規制値も示し、食品検査に結びつけてほしい」
とわたしも考える。