2011年11月11日金曜日

11月11日

TPP参加に向けて、政府は大きく舵を切った。
野田首相が「TPPについて、関係国と協議に入ることにした」と今夜表明したのだから。
この国で暮らすわたしたちひとりひとりには
充分な説明も情報も開示されないまま、ひたすらGO。

このやり方、何かに似ていないか。
そう、原発もこうして、その危険性に気づいたひとびと、
少数派の反対の声を踏みにじり蹴散らし、
多数派の「よくわからない」の声に蓋をして、
それで大いなる利益を得る亡者たちの「賛成」の大合唱をBGMに、
既成事実として推進されてきたのではないか。

また同じことの繰り返しなのか! 
わたしたちもまた彼らが繰り返すのを許容してしまうのか。
こういった進め方が、わたしには「いつか来た道」に思えてならない。
さらに、このところ大きな地震が相次ぎ、
犠牲者もでているトルコに原発を輸出しようとは! 
とうていまともな神経とは思えない。
ひどいはなしだ。

今日は寒い一日だった。被災地はすでに冬だ。