2011年10月23日日曜日

10月23日

青森からただいま帰京。
男女共同参画社会の講演だった。
15年前の10月22日、同じ会場で同じテーマで、
わたしは話をしている。
15年前の22日が男女共同参画社会採択のオープニングだった。

あのころはまだ母がいた。
あのころ、わたしは50代に突入したばかりだった。

青森といえば六ヶ所村。そして大間がある。
男女共同参画社会の基本にあるのは、人権であり反差別であるだろう。
脱原発は、男女共同参画社会のテーマでもある。
原発推進のおおもとにある核兵器保有も、競争社会で勝ち抜くことも、
個々の男性ではなく「男性社会」の効率至上主義と重なるものだ。

脱原発を選択したドイツの人工衛星が落下した。
落下物が人にあたる確率は2000分の1と言われていた。
ということは2000人に1人ということで決して低い確率ではない。
アメリカの人工衛星落下の時も書いたが、「開発」の名のもとに宇宙でも
各国は勢力争いをしたのだ。

その象徴のひとつである人工衛星の「かけら」が、
世界のどこかの原発に衝突したら……。
今回も同じことに恐怖を感じた。
幸いはそうはならなかったようだが。