2011年9月25日日曜日

9月25日

三連休の終わりの日曜日。
東京は午前中は晴れ間が見えたが、午後からは曇り空。

さて、野田佳彦首相の国連演説について感じことが。
所信表明演説同様、国連でのそれも新味に欠けた気がしたのは、
わたしだけだろうか。

地震、津波、原発事故への世界中からの支援に対してお礼を言ったのは当然だが、
もっと踏み込んだお詫びをすべきだった気がする。
世界中に、とりわけ、世界中の「子どもたちの未来」に迷惑をかけたのだ。

半減期が約30年と長いセシウム137だけみても1万3500テラベクレル
(テラは1兆)も、海に拡散してしまった責任。
中東・北アフリカの民主化支援で総額10億ドルの円借款を実施、
南スーダン国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊施設部隊派遣に向けて
活動するとか、◯◯します! 的なことを、アメリカを意識して言うより、
地味でもきちんとしたお詫びをすべきだったんじゃないか、と思っている。
そのためには、「原発問題が核問題だった」と、野田首相の認識が
欠けているんじゃないか、と不安だ。

原爆被爆国としても、「核不拡散」を意識した発言を、すべきだった、と思う。
福島原発事故というのは、核拡散をしてしまったのだから。

その意味では、アメリカのオバマ大統領も、人工衛星の落下について、
世界中にお詫びすべき。
「ひとに当たる確率」の心配は当然ですが、「世界中の原発に当たるかも
しれない」心配とお詫びをすべきではないか。

つまり世界中のひとが集まってくる国連で、野田首相は、
原子力発電と宇宙開発の危険性を「平和」の問題から研究し直そう、
子どもの未来について考えよう、
と発言すべきだったとわたしは考える。

「われわれの首相が、平和について哲学を語るひとであってほしい」!

午前中は昨夜の続きで、被災地に送る冬ものの衣料やかけ布団、
毛布などを「選択&洗濯」。
今朝までで終わる予定が、終わらなかった。

午後は打ち合わせをいくつかして、それから日テレの「バンキシャ」出演。
時間が足りない、としみじみ。

このブログを書いている時点では
まだ開票が始まっていないが、
今日は上関の町長選挙の日。
原発推進派の現町長に、
祝島から反対派の候補者が立候補している。
なんとか祝島のひとたちの勝利という結果にならないか。
祈るように願う。